スロバキアで医学部に通っている、何年か前に高校を卒業した生徒さん(ドイツ人)と久しぶりに電話で話しました。彼女の話を聞いてビックリしましたが、スロバキアでも外出禁止はもちろんのこと、やむを得ず買い物などにいく場合は、マスクとゴム手袋必着だそうです。医学生はコロナ対策に駆り出されているのかと思いきや、外国人学生はやらされていないとのこと。大学の授業はすべて英語でスロバキア語ができないと戦力にならないということでしょうか。

それよりも思わず絶句してしまったのが、ドイツ領事館がドイツ人学生に送ったという手紙の内容。「誠に遺憾ですが」で始まって、ドイツ人留学生を母国に送り届けることは、国境と空港が封鎖された今となっては不可能。よって車で国境を超えたい場合はどこそこ(超マイナーな山道を指定)を通過して、途中絶対に車を停止したり誰かとしゃべったりしないように。車がない場合はタクシーとレンタカーは絶対に使わず、電車でどこそこの駅まで行き、そのあと徒歩(!!)で国境を超えるべし。

そう。これが外国で生きるということなんだよね。でもスロバキアは小さい国で感染者も今のところは少なく、国民も落ち着いて生活しているとのことでした。