名前の持つ力

昨夜、友達のチェリストが関わっていた音楽ビデオの上演会に行ってきました。

ダヴィット•リムスキー=コルサコフという名前の若い作曲家が作曲した(というか他の音楽家と3人で即興演奏した)音楽と森で女の子が踊ってる動画とかドイツ語の俳句なんかを組み合わせて出来ている、言ってみれば25分間のゲージュツ作品なのでした。後に作曲家自身に聞いたころによると、これは日本の伊藤潤二さんという漫画家の作品にインスピレーションを得て創った、ということです。めっちゃくちゃ気持ち悪い黒つぐみ妖怪のお話だそうで、ああそれで、といった感じの気持ち悪い音楽ではありました。

写真:チェリスト友人撮影。右側の変顔が筆者

ところで、作曲家のリムスキー=コルサコフと言えばあの有名なロシア人がいますよね。シェハラザードとかオペラの金鶏とかを書いた。ロシアではチャイコフスキーと同じぐらい重要な作曲家だと思います。私も個人的には、オーケストラを色彩豊かに鳴らせるというという点ではモーリス•ラヴェルに匹敵すると思います。しかしながら昨日の彼は、舞台挨拶でまず一番始めに「(ロシアの同名作曲家は)どっかで親戚の筈ではあるけど、僕の根っこはあくまでもバイエルン人です」と断ってました。自分も作曲家だから多分どこにいっても二言目には名前のこと聞かれるんでしょうね。他人事ながら大変だなーと思いました。