ドイツで年末のヒット曲というとやはりヘンデルのメサイア(あの、は~れるや、というやつですね) か、 バッハのクリスマスオラトリオということになるでしょう。
メサイアの方にはフルートは編成に加わってませんので、仕事はありません。ただ、弦楽器の同僚に言わせると、もう吐きそうになるほど過酷だということです。
というのは、毎年毎年何度も何度も演奏するには耐えない音楽だという意味で。
その点バッハの音楽は受難曲にしろ小さい編成のソナタなんかにしろ、まず飽きるということがありません。クリスマスオラトリオは、多分15年ほど毎年最低3回は演奏していますが、毎回新しい発見があります。
今日の合唱団はアウグスブルグの少年合唱団で、ソロも全て子供が歌います。女性が一人も混ざっていない合唱団には、独特のパワーがあると思いました。